西脇ライオンズクラブ主催による「薬物乱用防止教室」を7月8日(金)西脇市立西脇中学校体育館にて6限目を利用して行い全校生徒314名に薬物乱用の危険性を訴えた。
当日は、当クラブ会長L山根のクラブPRを含めた開催挨拶に始まり「東播少年サポートセンター」で非行防止活動を担う稲見和彦警部補が講師役となり、人間関係や学業などで悩みを抱え、軽い気持ちで危険ドラッグに手を出しがちな夏休み前の中学生に授業を開いた。
稲見氏は大麻や脱法ハーブ、合成麻薬MDMAなどの薬物を挙げ、それぞれの原料や取引の際に使われる隠語を紹介。使用時は精神的な高揚感が得られる一方、後から幻覚や依存症に襲われることを説明。
入手しやすい危険ドラッグは、より強い覚醒剤など薬物を求める入口となっていると言い「自分の体だから放っておいて」と思うかもだが、依存症に陥ると、次の薬物を手に入れる為に犯罪に手を染めるケースが多い、と強調した。
生徒代表の来住ひなのさん(15)は「危険ドラッグは私たちが思っている以上に身近にあることを再認識した」と感謝を述べた。
西脇ライオンズクラブは、継続事業として「薬物乱用防止教室」を市内4校に順番に開催している。今年は講師に県警生活安全部少年課の警察官の立場から、例年と違う立場・切り口でお話し頂いた。
若干マスク音響が悪く聞き取りにくいと感じたが、DVD映像には生徒たちが真剣に見つめていたのが印象的だった。